一口と又一口と味わうに心は解れ姿勢は定まり
2005年08月10日
街中
なみなみと茶満ちるポット前にして背筋伸ばして洋菓に対峙す
一口と又一口と味わうに心は解れ姿勢は定まり
一口と又一口と味わうに心は解れ姿勢は定まり
2005年08月07日
漏吟
たらたらと過ごす夕べの久々に不意に感ずるましろな不安
本捲り白河夜船好い心地それでも内なる時計に起こされ
ぽたぽたと染み出る言葉溜め置きて継ぎ足さんとて少しは蒸発
本捲り白河夜船好い心地それでも内なる時計に起こされ
ぽたぽたと染み出る言葉溜め置きて継ぎ足さんとて少しは蒸発
2005年07月27日
2005年07月23日
2005年07月21日
2005年07月20日
乱反射
ぎらぎらと容赦なく降るその陽射し彼方此方に乱反射して
乱反射鎮まる先を見つけかね右往左往す人巻き添えに
天の熱地からも熱は立ち昇り挟まれし人内から煮え立つ
乱反射鎮まる先を見つけかね右往左往す人巻き添えに
天の熱地からも熱は立ち昇り挟まれし人内から煮え立つ
2005年07月17日
放吟夜半
とろとろと淡き眠りに身を任せ動かぬ想いをチョイ一浚え
物臭が甘き言葉を無差別に投げ入れ夢見る手前味噌かな
物臭が甘き言葉を無差別に投げ入れ夢見る手前味噌かな
2005年07月15日
放吟夏
ただ広き青天井は熱されて
瑠璃の色したフライパンかな
じっとりと立ち居るだけで滲む汗
疾く回帰せよ夕立となり
暑さ故、心の軸も揺らぎたる
それを戻すは只吾ばかり
瑠璃の色したフライパンかな
じっとりと立ち居るだけで滲む汗
疾く回帰せよ夕立となり
暑さ故、心の軸も揺らぎたる
それを戻すは只吾ばかり
2005年07月12日
口三味
梅雨の晴れ間よ
あら嬉やな
熱い日差しも
苦にならぬ
スパリ煙草を
空向き吹かし
煙眺めて
灰懐中
滴る汗に
つい手が伸びる
冷や水飲むのも
程々に
あら嬉やな
熱い日差しも
苦にならぬ
スパリ煙草を
空向き吹かし
煙眺めて
灰懐中
滴る汗に
つい手が伸びる
冷や水飲むのも
程々に
2005年07月11日
日々是放吟
垂れ込める分厚き夏の雨雲をチラリと眺め舌打ち一つ
だんじりの頃となりしか若人の血の騒ぐ様眺めて愉し
一足と踏み出す毎に滲む汗搾りてもなお溢れる如く
雨に濡れ曇り落とせし窓なれば柔らかき陽の訪れ願う
だんじりの頃となりしか若人の血の騒ぐ様眺めて愉し
一足と踏み出す毎に滲む汗搾りてもなお溢れる如く
雨に濡れ曇り落とせし窓なれば柔らかき陽の訪れ願う
2005年07月10日
放吟
滝の汗粘りつく気を脱ぎ捨てて浴びる微温湯ただ心地良し
時隔つバケツの雨の激しさよ耳にも目にもひたひた迫り
一杯の紅茶の為の長歩きただその美味を心得てこそ
時隔つバケツの雨の激しさよ耳にも目にもひたひた迫り
一杯の紅茶の為の長歩きただその美味を心得てこそ
2005年07月06日
放吟
雲間から垣間見る空高くして先行きとも見えその他とも見え
じっとりと肌伝う汗地に落ちて今一献の誘いをかける
喉を越え冷たさ運ぶ一口の余韻呆気なく夏空に消え
じっとりと肌伝う汗地に落ちて今一献の誘いをかける
喉を越え冷たさ運ぶ一口の余韻呆気なく夏空に消え
2005年07月05日
梅雨の晴れ間
曇天では在りますが、濡れた帳の鬱陶しさに比べれば
まだ心地良いものです。これでもう少し風があれば
嬉しいのですが。
この時節の自然に涼風を求めると言う野暮は申しません。
身辺の空気が少し入れ替わるだけでも鬱陶しさは
薄らぐものでございます。
まだ心地良いものです。これでもう少し風があれば
嬉しいのですが。
この時節の自然に涼風を求めると言う野暮は申しません。
身辺の空気が少し入れ替わるだけでも鬱陶しさは
薄らぐものでございます。
2005年07月02日
2005年07月01日
雨音の調
降ったり止んだりのやや鬱陶しい天気。
雨と一緒に澱んだ空気が去ってくれれば
良いのですが、中々ままなりません。
土用丑はまだまだ先ですね。
雨と一緒に澱んだ空気が去ってくれれば
良いのですが、中々ままなりません。
土用丑はまだまだ先ですね。
2005年06月28日
贅沢は素敵だ!
時折贅沢をする事は素敵だと思います。
と言うよりも必須でしょう。
但し、見栄を満たす為ではなく自分の心に
潤いを与えて前向きな気持ちを与える為の
贅沢ならば、ですが。
贅沢とは、金額の異称では無いのです。
と言うよりも必須でしょう。
但し、見栄を満たす為ではなく自分の心に
潤いを与えて前向きな気持ちを与える為の
贅沢ならば、ですが。
贅沢とは、金額の異称では無いのです。
2005年06月12日
大風過ぎて
大風過ぎて、湿気の帳も一先ず取り払われました。
筆者は暑さ自体よりも肌に纏わりつく湿気が苦手ですので
湿気がないだけでもかなり有り難いです。
こう言う日にきりっと冷やした果物を戴くと又美味しく
感じますね。庭木の果物なぞ、其れこそご馳走でしょう。
筆者は暑さ自体よりも肌に纏わりつく湿気が苦手ですので
湿気がないだけでもかなり有り難いです。
こう言う日にきりっと冷やした果物を戴くと又美味しく
感じますね。庭木の果物なぞ、其れこそご馳走でしょう。
2005年05月24日
しみじみ
初心わするべからず、と言う言葉が心にしみる
一日でした。
初心を忘れては、進化もおぼつかないのです。
初心を呼び起こしてくれる場所があるのと言う
のは、実際幸せな事ですね。
一日でした。
初心を忘れては、進化もおぼつかないのです。
初心を呼び起こしてくれる場所があるのと言う
のは、実際幸せな事ですね。
2005年05月09日
淡々詠句
葉桜に 川面渡りの 風ひやり
じんわりと 喉にしみいる 薄荷かな
何時もより 倍の歩みで 俗気抜き
じんわりと 喉にしみいる 薄荷かな
何時もより 倍の歩みで 俗気抜き